恩田陸「エンドゲーム」

直木賞候補に恩田さんの「蒲公英草紙」(ISBN:4087747700)が入ったみたいですね。この「エンドゲーム」(ISBN:4087747913)は「光の帝国」から「蒲公英草紙」、そしてそれに続く常野物語の第三弾。
元旦に初詣の帰りのTSUTAYAで積まれてるのを見つけてびっくり。続編では実は父が母を『裏返した』ことが書かれてるらしいとは聞いていてので気になっていたんで、普段ハードカバーは買わないのに即買しました。
最初は時子目線で母親の瑛子が裏返されたらしいまでの話、そしていいところで瑛子目線でそれが起こるまでの話、そしてまた時子目線で・・と交互していて、ドキドキしながらハイペースで読んでた。でも後半父親が出てきて『洗濯屋』火浦と4人で話が進む終盤は頭がごちゃごちゃ、よくわからなくなってた。「光の帝国」はすごく好きで「蒲公英草紙」も気に入ってたけど、う〜んこれは普通かな。